衆議院選挙もスタートしました。忘れてはならないのが国民審査(裁判官を審査する仕組み)です。これは三権分立の中で司法権、具体的には国民審査は、最高裁判所の裁判官がその職にふさわしいかどうかを国民が審査する制度です。これは日本国憲法第79条に基づいて行われます。是非関心をもって臨まれることをお勧めいたします。
- 実施時期: 衆議院議員総選挙と同時に行われます。
- 審査対象: 最高裁判所の裁判官が対象となります。裁判官が任命された後、初めて行われる衆議院議員総選挙の際に審査が行われ、その後は10年ごとに行われる衆議院議員総選挙の際に再審査が行われます。
- 投票方法: 投票用紙に裁判官の名前が印刷されており、解任を求める場合は名前の横に「×」を記入します。何も記入しない場合は信任とみなされます。
- 結果: 「×」が有効投票の過半数を超えた場合、その裁判官は解任されます。
今回の審査対象裁判官と主な裁判
そして、今回は15人の裁判官の内、下記の6人が審査対象となります。今回の国民審査の対象となる裁判官とその主な裁判、争点、判断結果をまとめた表です(出典:最高裁判所裁判官の国民審査2024 経歴と注目裁判での判断は|NHK)。その他各裁判官のプロフィールなどもまとまっており、上記サイトで確認ができます。是非ご一読されることをお勧めいたします!